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2021年7月

夏目漱石「道楽と職業」から-あなたが稼げない理由

おはようございます。けうです。   「私の個人主義」夏目漱石の講演記録の本を読んでいます。 以前「利他」などについて取り扱ったときに、夏目漱石の話をしていて、漱石はいまだにその本を書いている人たちに感銘を与えていると述べていました。 >>利他とは なので、家の本棚に昔読んだ論文があったと思い立って、探し出して読んでいます。 すると、古くて新しいというような問題について扱っていて、今でもな […]

法の解釈と道徳と倫理

おはようございます。けうです。   武器になる「法学」講座を読み終えました。 終わって考えさせられたこと。 この本では、法とは関係がない人でも思考法として身につけてもらいたいという筆者の思いがあります。   そして、そもそも論だとかを見たり、悪いことをされたけれどこれは法に照らし合わせて罰則されたりするのか、ということも。   その考え方で行けば、そもそも罰則に関係し […]

法と道徳の違いとは-法律の調べ方

おはようございます。けうです。   武器になる「法学」を読んでいます。 その中から抜粋して、法と道徳の違い、について話していこうと思います。 法と道徳の違い 筆者はいいます。 「法は行為について外面的なことを規律し、道徳は心について内面的なことを規律する」 このようなことがあるけれど、最も重要なことはこちらだといいます。 「法には強制力があるが、道徳には強制力はない」   それ […]

法律家の考えかた「そもそも論」と「直感を間接証拠にする方法」を紹介

おはようございます。けうです。   武器になる「法学」講座を読んでいます。 今回は3回目。3章と4章を読んだ感想です。   この本の目的は「法」に対するさまざまな考え方を学ぶ本にしたかったという作者の思いがあります。 なので、私は役立ちそうで、実行したい!ということをまとめていきます。   前回、法律家は法的三段論法で考えると話しました。 >>法的三段論法とは 今回は […]

アルチュセールの認識論的切断とは-考えるを考える

アルチュセールは認識論的切断という思想から、人がどのように考えていくのかを考えました。 認識論的切断と漢字が並んでいるので、難しい印象を受けますが半分は文字通りです。 認識を切断するような問いの変化が、個人の頭の中に起こることを言います。 私たちは考える生き物です。 その考えるを具体的に考えてみましょう。 では、アルチュセールの認識論的切断を見ていきます。 ちなみにジャン・ギトンの「もしすべてがバ […]

法学と哲学と対話についての感想

おはようございます。けうです。   武器になる「法学」講座を読みました。 昨日の続きです。 >>武器になる法学1回目 2,3章を読んで、私が感じた法学と哲学の違いを述べていきます。 まずは裁判はこのように行われるということを話していきます。 裁判になる対象 まず、どんなときに裁判になるのか、というがのっていました。 裁判ができるもの。 ・法令を適用することによって解決することができる。 […]

非合理性が合理的になる例を「囚人のジレンマ」ゲームから解説。

非合理性がどうして得をすることになるのか? 非合理性とは、合理性を含まない認識、思考、会話、行動のことをいいます。 一般的に合理性とは、道理にかなった性質や、むだなく能率的に行われるような物事の性質をさします。 道理にかなっていなかったり、能率的ではない行動が得をしてしまうという矛盾がどうして生じてしまうのか、という問いです。 えっ!合理的な行動は得をするんだと思ってた! このように本来ならば、合 […]

武器になる『法学』講座-日本国憲法の考え方

おはようございます。けうです。   はじめて学ぶ人でも深くわかる武器になる「法学」講座を読んでいます。 法と哲学が密接なつながりがある、というのは哲学を学んでいて思っていました。 でも、難しいイメージが法学にはあったんです。 そんな中、立ち読みしていたこの本がわかりやすいな、と思ったので購入して見ました。   その中身を紹介していきたいと思います。 「これまで『とっつきにくい』 […]

人新世とは何か-人が環境に与える影響を考える

人新世(じんしんせい)とは、「人類の時代」を意味します。(哲学用語事典 参照) それは、地球が人類からの影響を強く受けすぎていることを表しています。 今までは、完新世といって人類が地球から強い影響を受けていると考えてきました。 完新世:地球>人類(人は大きな地球に対して何をしても変わらない) 人新世:地球<人類(人が地球に影響を与えすぎて地球が病んできた) えっ、地球が病気なの!? 地球が人類に操 […]

「タラクセイン」とは何か-批判された物質をめぐる論

おはようございます。けうです。   「闇の脳科学」を読み終えました。 今日は最終回、またロバート・ヒースの物語と現在に関連していることを話そうと思います。 またこの本はノンフィクションだということをつけ加えておきます。 >>一回目「ロバート・ヒースの物語」 >>二回目「完全な人間とは」 ロバート・ヒースが弾圧された理由 ロバート・ヒースがなぜ弾圧されているか。 その理由は1970年代に発 […]

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