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2021年7月

時間の謎とタイムトラベル‐時間感覚を2つにわける

おはようございます。けうです。   青山拓央さんの「心にとって時間とは何か」を読み終えました。 >>前回「死ぬ権利は権利なのか」-命のスイッチ問題   青山さんは言います。 人によってある哲学に関心が惹きつけられる人と、そうでない人がいる、と。 私は時間論にはそこまで心が惹かれない。 一般的なSFのようにドラえもんが未来にタイムトラベルすることを真剣に問題に扱ったり […]

「死ぬ権利は権利なのか」-命のスイッチ問題

「死ぬ権利は権利なのか」-命のスイッチ問題 おはようございます。けうです。 青山拓央さんの「心にとって時間とは何か」を読んでいます。 >>前回の「エピソード記憶とエピソード様記憶の違い」はこちら。   その中で、自殺について取り扱っていきます。 死ぬ権利は権利なのか、を主題にそれが権利だと考える時の矛盾点を見ていきます。 そして、私が私の命の権利を主張するときに、それは私的な […]

エピソード記憶とエピソード様記憶の違いとは何か。

おはようございます。けうです。   青山拓央さんの「心にとって時間とは何か」を読んでいます。 >>前回扱ったものはこちら「意志と倫理観と責任を考察ー私をあやふやにする例」 青山さんはまず初めに言います。 人にとって、何に心がゆり動かされるかはそれぞれだ、と。 私も読んでいて、ここには関心がある。 でも、ここには関心が働かない。 このような個所が多々あります。 その私が感じる哲学的疑問も、 […]

マーケティングからサービスの工業化を考える。

おはようございます。けうです。   しばらくマーケティング論でいきますが、哲学の発想も加えていますので、どうかご了承下さい。 今日は、サービスの工業化について話したいと思います。 T・レビットの論文を参照にします。 レビットの言うサービスの工業化とは、従来人がやってきたサービスを、顧客が進んでやるシステムを作り上げることです。 ポイントは ①工業化の発想でサービスを体系化すること。 ②多 […]

意志と倫理観と責任を考察-私をあやふやにする例

おはようございます。けうです。   「心にとって時間とは何か」青山拓央さんの本を読んでいます。 この本から自由意志と倫理観、責任について考えたことを述べていきたいと思います。 自由意志は測れるのか 私に自由意志はあるのか? しばしば脳科学の実験では、「自由意志はない」と言われるような実験結果がでていると言われています。 例えば、あなたはどちらが好みなのかの選択をある写真2枚でしてもらった […]

哲学は役に立つのか?フィロソフィーは有用性や実用性を重視していた。

おはようございます。けうです。   しばしば哲学は「暇」な人がやる学問と見なされてきました。 古代ギリシャに返れば、衣食住がととのった状態で特に仕事がない。 生きるのに精いっぱいにならなくてもよい。 そうした暇なときに気が付く疑問。 常識を疑いだすと、疑っていってそれで忙しくなってしまう思考。 そういったものが哲学の一面にはあります。 そんな哲学は役に立つのか? この観点を捉えなおしてみ […]

ミソジニーは物語に潜んでいる?女性が主人公の物語からジェンダーを読み解く

おはようございます。けうです。   前田健太郎「女性のいない民主主義」を読み終えました。 政治の話になると私はうといのですが、ある物語を導入されたときに身近に感じました。   前田さんは政治学を超えて、心理学、社会学の視点からもフェミニズムやジェンダー規範を見ていました。 私が興味をひかれた点からみていきます。   ミソジニーという視点。 ミソジニーとは女性嫌悪や女性 […]

「女性のいない民主主義」からジェンダー問題を4つ紹介

おはようございます。けうです。   前田健太郎「女性のいない民主主義」を読んでいます。 ジェンダーは日本では特に意識したいこと。 オリンピック開幕を受けて、日本が世界からどのように見られているか。 日本は女性差別の強い国だとみられている面があるそうです。 それは、データからも見て取れます。 2019年の議会下院における女性議員の割合としては世界192か国中163位。 OECD諸国の行政機 […]

苫野一徳「愛する意志」-愛は疑問を含むこと

おはようございます。けうです。   山口尚「日本哲学の最前線」を読み終えました。 その中で、「愛」について話していこうと思います。 前回の回はこちら。 >>伊藤亜紗さんの倫理 愛への疑問 私は実体験を通して、「愛」とは何かがわからなくなってくることがあります。 知識としては使えています。 執着は愛ではないし、依存も愛ではない。 哲学者ショーペンハウアーはかつて愛を同情と言っていた。 童話 […]

伊藤亜紗さんの「身体のローカル・ルールとコミュニケーションの生成」の感想

おはようございます。けうです。   「日本哲学の最前線」を読んでいます。 4章伊藤亜紗さんの「身体のローカル・ルールとコミュニケーションの生成」の感想を話していきたいと思います。   前回、千葉雅也さんの非意味的断絶の重要性を説きました。 >>非意味的断絶とは   非意味的断絶を簡単に言えば、なんとなくやめたとか、嫌になったからやめたとか、意味をもたずにやめたことが変 […]

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