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2021年6月

「勉強の哲学」の要約からSNSで知的に見える人を考察。

「勉強の哲学 来るべきバカのために」(千葉雅也 著 増補版2020)を読みました。 深く勉強しないというのは、周りに合わせて動く生き方です。状況にうまく「乗れる」、つまり、ノリのいい生き方です。 逆に、「深く」勉強することは、流れのなかで立ち止まることであり、それは言ってみれば、「ノリが悪くなる」ことなのです。「勉強の哲学」から抜粋 ここから、「深く勉強をしている人=知的な人」として、SNSで知的 […]

「ヒトの目、驚異の進化」をオーディブルで聞いてのレビュー

 おはようございます。けうです。   昨日は同じ県内の実家に片道2時間くらいかけて往復してきました。 その中で、初めてオーディブル(audible)を試してみました。 そこで聞いていった本が「ヒトの目、驚異の進化」です。 いつも車の運転はラジオを聞きながらだったのですが、初めて本に挑戦です。 内容はどのくらい入ってくるのかな、と思いながら、記憶に残っていてこれは!と思ったことをアウト […]

脳は否定を理解できない理由を説明

おはようございます。けうです。   では、今日なんですが、否定について話そうと思います。 人の脳は否定を理解できない、とか、否定を受け入れにくいと言われています。 否定を肯定的に説明する方法 まずは否定とはどのような使われ方をするのかを見ていきます。   哲学をするときに、哲学は否定から説明する方法があります。 〇〇じゃないのが哲学。 この〇〇には多くは学問をいれるんですけど、 […]

言語論的転回の意味ー感情を知識にする。

おはようございます。けうです。   最近哲学ブログのリライトを進めていて、昨日は言語論的転回をリライトしていました。 昔の自分はこの意味をちゃんと理解していたのか? というような欠点を指摘しつつ、大幅に内容を変えたりもしています。 言語論的転回の意味 そんな中、言語論的転回の意味をそこまで考えていなかったことに気がつきました。 言語論的転回とは、今まで主観的な見方をしていた哲学を、客観的 […]

言語論的転回とは-わかりやすく具体例で解説。

言語論的転回とは、独断的、主観的だった哲学を客観的な言語の問題に転回することです。(哲学用語図鑑 参照) たびたび哲学者が議論するときに、「哲学は科学である」と言います。 科学とは一定領域の対象を客観的な方法で系統的に研究する活動。 今まで目に見えないものを取り扱ってきた哲学を客観的に把握できるようにしたのが、言語論的転回です。   今をときめくマルクス・ガブリエルも、人間を物として扱う […]

ソーカル事件とkindle本のあり方

おはようございます。けうです。   kindle本とは何か。 これについて話したいと思います。 科学情報は信頼するということ 私は発売した本「天才脳の秘密」を批判されました。 批判内容は、私が記述した研究結果や研究方法、その効果などが二次的なものだ、ということです。 確かに、私は二次的な「もう一つの脳」という本を読みこみました。 それは出版されているから、その方々の言っている研究結果は本 […]

ラングとパロールの違いをわかりやすく具体例で説明。

ラングとはある言語の規則や文法のこと。(イメージだと辞書)パロールとは個々の発話行為のこと。(話し言葉) ラングとパロールをあわせた言語の全体像をランガージュと言います。 ラング、パロール、ランガージュはスイスの言語学者フェルディナン・ド・ソシュール(1857~1913)によって唱えられました。 ソシュールは「近代言語学の祖」と言われています。 なぜ言葉を3つに分けたのでしょうか。 3つの意味に分 […]

言語哲学の歴史-ソシュールからウィトゲンシュタイン前期後期

おはようございます。けうです。   昨日はkindle本での評価のことを話しました。 この意見の違いはどうして起こったのか。 言語分析哲学の意見の違いという歴史から分析してみました。 言語哲学の歴史 近代言語哲学の祖といわれているのはソシュールです。 ソシュールは言語を2つの側面にわけました。 シニフィアンとシニフィエという、専門用語だとこうなんですけど、内容を具体例で説明しますね。 & […]

クワインの「翻訳の不確定性」を具体例で解説

クワインの「翻訳の不確定性」とは、言語を翻訳する場合に、正しい翻訳が定まらないことを言います。(続・哲学用語図鑑 参照) これを知ると、コミュニケーションでのトラブルが減ります。 言葉そのものに興味を持つようになるからです。 では、見ていきましょう。 クワインの「翻訳の不確定性」とは ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン(1908~2000)はアメリカの哲学者です。 クワインは「翻訳の不確定性」 […]

多面性とは。-kindle本で酷評をもらったことについて考察

おはようございます。けうです。   Kindle本「天才脳の秘密」が発売中です。 価格は99円。 内容はとても短いのですが、私はこの脳の見方を元に歴史や多様性の見方をした本について続編として出す予定です。   レビューを書いてくださった方がいて、手厳しい内容になっていました。 脳の専門性がない、と。 お金を出す価値はないと、言われてしまいました。 こういった☆1という書評がつい […]

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