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2021年6月

シニフィアンとシニフィエの違いをわかりやすく解説。

シニフィアンとは、文字や音声。 シニフィエとは、文字や音声からイメージされるものを言います。 ソシュール(1857~1913)が唱えました。 ソシュールは「近代言語学の祖」と言われるスイスの言語学者です。 そして、シニフィアンとシニフィエが合わさったものをシーニュ(記号)と言います。 シーニュ(記号)を二つに分けたのはなぜでしょうか。   シニフィアンとシニフィエを理解しながら、具体的にみていきま […]

「言葉の魂の哲学」から対話を考察。

おはようございます。けうです。   ソクラテスが言葉を書きしるすことを嫌ったことについて、また新しい面から語ってみようと思います。   私は「言葉の魂の哲学」を読んでいて、言葉の像という面をまた意識しました。 私がこうやって言葉を書きます。 すると、その言葉は確定されるんですよね。 言葉のイメージとは 具体例で行きます。 私は母親という言葉を知っています。 そして、母親という言 […]

鏡像段階をわかりやすく!ー私は自分をどのようにつくり上げるのか。

鏡像段階とは、鏡や母親といった外部の世界から、自分の身体のイメージをはじめて獲得することです。 人の生後6ヵ月ほどで起こる段階です。 想像して下さい。 あなたはどうやって自分を認識したのでしょうか? 鏡像段階では、自分がまだいないのに「これは自分だ!」と自分以外の誰かが思ったことになるのです。 誰が自分を自分だと思ったのでしょうか。 そんな哲学の元となった鏡像段階。 では、鏡像段階を具体的に見てい […]

kindle本「天才脳の秘密」発売!本の内容を紹介します。

おはようございます。けうです。 kindle本を出版しました。 三冊目になって、「天才脳の秘密」というタイトルになります。 価格は99円。 短めになっていますので、ジュースを飲むような感覚で手にとっていただければ嬉しいです。 >>「天才脳の秘密」はこちら   では、今日はその天才脳について話したいと思います。 アインシュタインは言いました。 「僕には特別な才能があるわけじゃな […]

「哲学を学ぶ方法」の補足。学ぶと勉強するを分ける。

おはようございます。けうです。   昨日はブログで、哲学を学ぶ方法という記事をUPしました。 私は哲学用語を知って、それを具体例を用いて自分の身近にして考えることだと述べました。 そして、ただ哲学を学ぶということは難しいことなんだということを心理学実験から述べました。 >>「哲学を学ぶ方法」   哲学用語を知るには 私はまず哲学用語を知って、と言いました。 では、哲学用語とはな […]

哲学を学ぶ方法を具体的に紹介!哲学はなぜ難しいのか。

哲学を学ぶ方法を紹介していきます。 一言で言えば、哲学用語を覚えて、身近な具体例で考えてみることです。 「哲学をすること」と「哲学を学ぶこと」を分けて、「哲学を学ぶこと」を解説していきます。   「哲学って難しいイメージ」 「一部の人だけがやってるんでしょ?」 そのようなイメージがありませんか? 哲学が難しいと感じるのは、それが他人の思想であるからです。 では、他人の思想がなぜ難しいのか […]

「無知の知」が間違いで「不知の自覚」とする理由。

おはようございます。けうです。   最近、哲学ブログをがんばっています。 昔のリライト記事を毎日投稿しています。 リライトしていて昔の自分はこんなところの考えが浅い。 こんなところと変に結び付けをしていて、読者が混乱するような個所がたくさんある。 そんなことを発見しつつリライトすると、時間がかかるし、書き終わった後は頭を使った!という感じがします。   今日はソクラテスの「無知 […]

フーコーのエピステーメーを具体例でわかりやすく解説

フーコーのエピステーメーとは、時代ごとに異なる知の枠組みです。 この用語が出てきたのは古代ギリシャですが、今のエピステーメーとは違う使われ方をしています。 これこそがまさにエピステーメーです。 プラトンのエピステーメー⇨学問的な知識、理性によって正しく得られた知識 フーコーのエピステーメー⇨時代ごとに異なる知の枠組み 時代ごとに異なった使われ方をしています。 他には例えば、 昔の美人⇨今では普通 […]

アスペクトの閃きとは

おはようございます。けうです。   「はじめてのウィトゲンシュタイン」を読み終えました。 アスペクトの閃き その中で今日は「アスペクトの閃き」について話したいとおもいます。 ウィトゲンシュタインは語ります。 「私が変化しない二つの顔をじっと眺めているとする。突然、両者の類似性が閃く。こうした経験をアスペクトの閃きと私は呼ぶ。」 アスペクトの閃きというのを他の言葉でいうならば、アハ体験です […]

ソクラテス「無知の知」と「不知の自覚」の比較とその意味を解説。

ソクラテス「無知の知」の意味は、自分の無知を知ることです。 ただし、この訳を「不知の自覚」にしたほうがよいのでは、という話もあります。   この「無知の知」の物語をたどると、現代の問題と重なるところがでてきます。 「無知の知」がでてきた物語を具体的に知ることから、「不知の自覚」と比べてみましょう。 (哲学と宗教全史 出口治明 2019 参照) ソクラテス「無知の知」の意味 ソクラテスの言 […]

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