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「ヒトの目、驚異の進化」をオーディブルで聞いてのレビュー

おはようございます。けうです。

 

昨日は同じ県内の実家に片道2時間くらいかけて往復してきました。

その中で、初めてオーディブル(audible)を試してみました。

そこで聞いていった本が「ヒトの目、驚異の進化」です。

いつも車の運転はラジオを聞きながらだったのですが、初めて本に挑戦です。

内容はどのくらい入ってくるのかな、と思いながら、記憶に残っていてこれは!と思ったことをアウトプットしておこうと思いました。

 

人は肌の色をどう認識しているのか。

私たちはこの色は何色?

と聞かれたときに、大抵は答えられます。

でも、その中で一番しっくりこない色があるといいます。

それが肌の色。

それがなぜかというと、私たちは自分の肌の色を透明だと認識しているから、どの色もこれだ!

というような認識ができないようです。

自分の匂い、自分の唾液、そのようなものがわからないように、肌色もわからないのだ、と。

 

自分の色が褐色とか、黄色とか、ぐんじょう色だとか、あまりパっとしません。

以前は肌色とありましたが、それは地域差があるので使われなくなっています。

では、そんな身近な肌の色をどうして透明だと思っているのかと言うと、その上にのる色が重要なようです。

健康をあらわしたり、好き嫌いをあらわしたりする目印としての肌の色。

その肌の色が見分けられるように私たちは進化をしてきているようです。

お医者さんの色覚多様性(ある特定の色が他の色に見えたり、その色が見えなかったりする)がある人は、患者さんの容態を見るのに他の人の目を借りるそうです。

それほど、人は肌の色で健康を判断しているということ。

人は赤ちゃんの時に自分の肌の色で健康を診断してもらわないといけなかったようです。

だから、それがわかるように人の体は毛でおおわれていないそうです。

 

これを筆者は人間がもつテレパシー能力だと言っていました。

確かに、人の顔だけで言葉以外によって人は多くを読み取りますよね。

メラビアンの法則もしっくりです。(人は見た目が9割という法則)

人の目はどうして前についているのか。

これも考えてみれば不思議です。

なぜ人間は後ろが見えなくて、前を優先して見るのか。

 

後ろが見えた方が死角がなくなっていいかもしれない、と筆者は述べましたが、この考え方を人はあまりしないそうです。

人は与えられたモノのあるなしを考えるようで、後ろに目がついていないことを嘆くのではなく、二つの目の視覚の良さだけを気にしてしまうそうです。

視力が悪くなったと嘆くのは当たり前のように思えて、当たり前ではないと言うことのようです。

 

そして、なぜ前についているかの利点を立体という観点以外に説明していました。

目の前にちょっとした障害物があっても、その先が見えるようになっているから。

木の葉が少し前にあって、視界を遮っていても、目が二つあることでそれをものともしないようです。

人の目は少し煩雑な環境に適応しているということ。

ということは、現代社会ではそこまでその機能は役にたっていないようです。

目の錯覚が起きる理由

なぜ人の目に錯覚が起きるのか。

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このような記号の錯視で人間の眼は同じ長さであっても下の方が長く見えたりします。

この錯視は実は不自然な元で見ているからそう感じるのであって、現実に即して見る場合、ほぼ世界になっていることが多いと述べていました。

つまり、人は物事が起こる0,1秒前の視覚をみていて現在に合わせているようです。

これを未来の透視能力だと言っていました。

ただ人間に限定されてはいないのですが、私たちは視覚をつくり上げているそうです。

私たちは考えなどをまとめあげていますが、視覚もまとめ上げている、と述べていました。

考え、視覚、感情、これらのものがまとめ上げられて作られているものだとしたら、他に当てはまることもありそうです。

「ヒトの目、驚異の進化」-まとめ

耳で聞くのが私は苦手なのですが、おお!と思うエピソードのときには聞き耳を立てれました。

そして、私の固定概念が崩されたと思ったのは特にこの3つです。

・目も物事をそのまま見ているのではなく、0,1秒先の世界を見せているのだと言うこと。

・人の目は後ろについていてもいいのに、その発想を先入観によって人は想像しにくいのだということ。

・肌の色を人は透明色だとして、人を見るための色として認識しているのだと言うこと。

 

音読でも、記憶に残りますね。

そして、本の中では雑談が多かったんです。

でも、それが耳読にはとても入ってきて、想像しながらそのものごとを把握できました!

例えば、スパイダーマンの世界やあなたがリスになったとしたら、という物語が耳に自然と入ってきて、また読むときと違った良さが感じられました。

聞きながら、科学の発展は哲学とも関連付けられるなと思いました。

そんな想像をしながらだったので、少し聞き逃してしまった部分はあります。

まだ残りがあるので、それはまた聞きたいと思います。

>>「ヒトの目、驚異の進化」

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