イミテーション

イノベーションとイミテーションの違いとは

 

おはようございます。けうです。

 

今日はイノベーションとイミテーションの違いについて説明しようと思います。

よかったらお聞きください。

 

哲学は整頓することでもある、という概念を教えてくれた人がいます。

確かに、私は一つの言葉を聞いたときに、意味がいろいろと重なってわからなくなるんです。

新しいカタカナ用語だとかは、意味を根本から遡らないと使えないんですよね。

だから、一つのことを理解するまでにはきちんと知ろうとすることが必要になってきます。

 

そして、今回取り上げるのがイノベーションとイミテーションです。
両者の意味の区分けですね。

イノベーションとイミテーションとは

 

私はイノベーションという意味を数回前のときにここでお伝えした「アイディアマンの大罪」でしっかりと覚えました。

それまではよく意味がわかってなかったんですけど。

イノベーションとは、アイディアを実行することをいいます。

 

例えば発想力豊かな画家さんがいくつも空想してアイディアを思いついているよりも、実際に一つのアイディアを具現化するように絵を描いている人こそが画家さんだ、という例を述べました。

 

つまり、イノベーションとはアイディアの実行なんですよね。

では、それと似ているように感じられるイミテーションとは何かと言うと模倣です。

 

製品ライフ・サイクルで説明した1・開拓、2・成長の成長段階にある一口かじりかけのリンゴをおいしいと判断してからイミテーションするんですよね。

りんごの一口目は毒見させて、それがおいしいよってわかったらそのリンゴをおいしくいただく戦略です。

 

一見、そのイミテーションってずるい!って思うかもしれないですよね。

でも、ここでレビットはそのりんごを真似しようって思うことは、大切なんだよって述べるんです。

 

イノベーションというのはアイディアの具現化なので、開拓者です。

何かの道を開拓するのには、かなりのコストが必要になってきます。

 

レビットは例をだして説明するのですが、その開拓者は小さいスコップで土地を耕すようなものだっていうんです。

時間もかかります。

 

でも、イミテーションでは、そのイノベーションがすごい!と判断した時点で、シャベルカーを持ち出すことができるんですよ。

 

あっというまに耕してしまって、どっちが開拓者だったのかわからないくらいになる。

こうなると、また模倣者ってひどくない?

ってなりますよね。

でも、そうじゃないとレビットは言います。

 

そのりんごがきちんとおいしいリンゴだと判断できていること。

そして、そのりんごにどのくらい予算を投じてもいいのか判断すること。

 

これらもまた大変なんだっていいます。

そして、往々にして、イノベーションは少ないみたいなんです。

一つの市場が拡大しますよね。

ある時期におけるブームは一つだったりします。

タピオカの時期だったらタピオカだし、アロエの時期だったらアロエだし、というようにみんなは関心を幅広くはもてませんよね。

流行りはあるからです。

 

そして、さらにイノベーションは開拓から成長するときに他を巻き込めないと成熟には至れないんですよね。

イノベーションが利益を得るためには、イミテーションが必要なんです。

 

さらに、イミテーションの意味を考えてみます。

例えば、当初YouTubeは発展しなくて、テレビのほうがいいよ、といいう視点もあったようです。

でも、YouTubeの人気は今ではテレビを凌駕しそうです。

そこまで、需要があったし、このYouTubeはすごいと初期に思えた人は、先行者利益をえられているということです。

 

他にも最近では、仮想通貨であったり、オンラインサロンであったりというのは言われています。

でてきたては怪しいんですよね。

でも、のちのちイノベーターの働きかけによって、それが怪しいモノではなくなる。

そして、イミテーションもそれが怪しくないものだと判断して働きかけるから利益を得られます。

そのときに早ければ早いほど利益は得られるんですけど、その分のリスクは負います。

 

それが本当に成熟するのかがわからないからです。

 

イミテーションにも段階があって、成功しているから乗り出すという段階になると、衰退産業になっていたりする、ということです。

 

どこで真似するかの判断ができる人材は有能だ、とレビットは語ります。

全体的に見ると、どれも偏りすぎはだめだし、広い多様性の視点が必要みたいだと気がつかされます。

 

イノベーションとイミテーションからの具体例

私の話になると、私は自己ブログをやるときに一番初めには少しは稼ごうと言う気があったんですけど、途中から良い文章が書ければいいやという目的に変わっていました。

 

ほぼ趣味ブログとしてやっていました。

もしこの状態でかなり稼ぐようになったとすれば、きっとイノベーションです。

意図していないということは、誰もその試みをしないですからね。

今のブログをやるブログ界隈ではこんなイノベーターが多いんじゃないかなって思います。

それは、ブログをやっても稼ぐことができる人は限られているというデーターがあるからです。

ブログ記事は読んでておもしろいものが溢れていますよね。

きっとみんな独自性をはっきして、自分なりの文章を書く人が多いんだろうなと思います。

最近有名になってきたNOTEも、自分の独自性を売ることができますよね。

自分が商品を開発して、それを有料でうることができる。

結構これはイノベーション的なのではないかなって思います。

 

でも、ここでその独自性でなくて、模倣を取り入れることによって市場の広がりを見せるようになってきます。

初めは開拓で、スコップで掘っていてもいいんですけど、そのうちにシャベルカーを持ち出すことでマーケティングができるようになります。

イノベーションとイミテーションのまとめ

今、私は副業としてのブログも意識しています。

副業を目的にもしようとしているんですが、それとともに学びの楽しさも覚えています。

趣味からブログを少し軌道修正しているんですけど、それはイミテーションの楽しさを知ってきたから、さらに意欲的になれているのかもしれません。

本文にでてきた「創造的模倣者」というのもかっこいいなと思いました。

 

今日もお聞きいただいてありがとうございました。

 

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