おはようございます。けうです。
今日はレビット論文最終回になります。
今までやってきてとうとう読み終えました。
ただし、最後の最後に来てレビット論文に専門用語が多数使用されていました。
アンバンドリングとか、センチメントとか、PER(株価収益率)とか。
最後の最後に来て、レビットについて語れるかも!と思ったのに、これは経済の勉強をしないとわからないと、と改めて思うことができました。
これは哲学にも、おそらく他の学問にもあてはまるんですが、基礎知識がないと理解ができません。哲学も難解だなと思うのは、その哲学用語が身近になっていないからです。
ここにきて、まだまだ勉強しないといけないなと思わされました。
ただ、この専門用語の根本にある思想だけ見ていこうと思います。
企業は多角化すると伸びる
最後は、恐竜企業の生き残りのカギは買収による多角化という章です。
恐竜というのは古くからいるという意味なので、恐竜企業は古い企業のことです。
そして、企業が多角化企業なのか、専業企業なのかによって生き残り率が違うということを話していました。
専業・垂直統合型は恐竜と化すと述べています。
古くなって滅びていく、というような。
事業を多角化にしている企業のほうが、投資家が好むので成長していると言う話です。
それは、投資家も定石や固定観念に大きく頼っていてステレオタイプになることから、このような傾向が出るという結果がでているそうです。
人の固定概念をベースに戦略を立てるという発想です。
その固定化された概念から、変化をしなくてはいけない、というのが導き出されます。
投資家に目をつけてもらうために、多角化して目立とうとレビットは後押ししています。
「一つのバスケットに多くの卵を持っていて危険すぎる」という状況をなくした方がいいそうです。
個人での多角化
これは私たち個人でも、いろいろな副業を持つといいと言われています。
もし会社がだめになっても、他の仕事で生活をしていけるような複数の仕事です。
または視点的な意味でもいいかもしれません。
何か会社で嫌なことがあっても、視点を切り替えて家庭の私だとか、副業をしている私に切り替えることで気持ちに余裕が生れます。
本文を抜粋します。
本稿では、専業か多角化かという切り口で企業を分類し、両者を比較してきたが、ここからは驚くべき事実が浮き彫りになった。多角化企業はすべて、かつてはごく小粒の専業企業だった。各社とも最初は狭い領域の事業を手掛け、少しずつ関連分野へ多角化することによって拡大していった。
多角化というのはいろんな分野に足をのばしている企業ですが、始めは一つの専業だったとレビットは言います。
勉強のように、基礎をしっかりとさせて、そこからいろいろなことに手をだせたから大手になった、という見方ができます。
私は今、副業に目を向けているのですが、基礎がしっかりしてくるといろいろなものに手をだしてみようかな、という気が起こりますね。
ブログのことなど、わかってくると私は従来運営していた自分が書きたいことを書いた記事は上位表示されないということがわかってきました。
では、自分では良いと思っているのに、という文章をどうしようか考えたときに、kindle(ネット上での本の販売)に手を出そうかな、など広い視野が持てそうです。
レビット論文を読み終えて
マーケティング論を読み終えて、レビットは哲学的な洞察を多くしているなと感じました。
何事も固定概念では言っていません。
なので、レビットの言葉一つ一つは変化にとんだものなのかもしれないなと思いました。
一言でマーケティングといっても、学べば学ぶほど一言ではマーケティングを表せなくなるような。
それでも、この本に書いてある事を参考にする、ということで私は一つの固定概念を身につけたということはできます。
なにか材料がないと私たちは考えることができません。
それによって考えて、材料で自分で思想を作ってみるような。
そして、材料がたくさんあるから、例えば家を建てる過程でこの部分はいらなかった、など自分で選択することも可能なんだろうなと思います。
このレビットの本は学んだ先の応用を教えてくれる気がしました。
そして、私はこの本を読むまではマーケティングについて考えてきませんでした。
お金のことを学ぶというのはどういうことかを教えられた気がします。
一件、お金に執着するなんて、という意見があるかもしれませんが、そこには多くの固定概念が含まれているんだろうなと思います。
かといって、学んでその概念をしっかり自分に入れたとして、そこで立ち止まると同じような現象は起きてきます。
考えを発展させなければ、それは固定概念になってしまうし、古くなってしまうんだろうな、と。
マーケティングを考える
哲学は過程だと言います。
考え続けていって、もしそこで考えなくなったとしたら、そこに哲学はなくなってしまいます。
思想や学問があるという状況になります。
マーケティングの世界も、そんな過程の世界なんじゃないかな、と思いました。
変化していることに価値を見出されているからです。
専門から多角的になっていく視点もそうです。
応用を考えていくから、多角的になっていく。
考えるというのは既存の考え方を発展させたり、他に結び付けたりするからです。
レビット論文の最後が専門用語ばかりで理解できなかったのは悔しいですが、これによって他にも基礎を学んでいこう、というように思うことができました。
では、今日もお聞きいただいてありがとうございました。