意志と倫理観と責任を考察-私をあやふやにする例

おはようございます。けうです。   「心にとって時間とは何か」青山拓央さんの本を読んでいます。 この本から自由意志と倫理観、責任について考えたことを述べていきたいと思います。 自由意志は測れるのか 私に自由意志はあるのか? しばしば脳科学の実験では、「自由意志はない」と言われるような実験結果がでていると言われています。 例えば、あなたはどちらが好みなのかの選択をある写真2枚でしてもらった […]

哲学は役に立つのか?フィロソフィーは有用性や実用性を重視していた。

おはようございます。けうです。   しばしば哲学は「暇」な人がやる学問と見なされてきました。 古代ギリシャに返れば、衣食住がととのった状態で特に仕事がない。 生きるのに精いっぱいにならなくてもよい。 そうした暇なときに気が付く疑問。 常識を疑いだすと、疑っていってそれで忙しくなってしまう思考。 そういったものが哲学の一面にはあります。 そんな哲学は役に立つのか? この観点を捉えなおしてみ […]

ミソジニーは物語に潜んでいる?女性が主人公の物語からジェンダーを読み解く

おはようございます。けうです。   前田健太郎「女性のいない民主主義」を読み終えました。 政治の話になると私はうといのですが、ある物語を導入されたときに身近に感じました。   前田さんは政治学を超えて、心理学、社会学の視点からもフェミニズムやジェンダー規範を見ていました。 私が興味をひかれた点からみていきます。   ミソジニーという視点。 ミソジニーとは女性嫌悪や女性 […]

「女性のいない民主主義」からジェンダー問題を4つ紹介

おはようございます。けうです。   前田健太郎「女性のいない民主主義」を読んでいます。 ジェンダーは日本では特に意識したいこと。 オリンピック開幕を受けて、日本が世界からどのように見られているか。 日本は女性差別の強い国だとみられている面があるそうです。 それは、データからも見て取れます。 2019年の議会下院における女性議員の割合としては世界192か国中163位。 OECD諸国の行政機 […]

苫野一徳「愛する意志」-愛は疑問を含むこと

おはようございます。けうです。   山口尚「日本哲学の最前線」を読み終えました。 その中で、「愛」について話していこうと思います。 前回の回はこちら。 >>伊藤亜紗さんの倫理 愛への疑問 私は実体験を通して、「愛」とは何かがわからなくなってくることがあります。 知識としては使えています。 執着は愛ではないし、依存も愛ではない。 哲学者ショーペンハウアーはかつて愛を同情と言っていた。 童話 […]

伊藤亜紗さんの「身体のローカル・ルールとコミュニケーションの生成」の感想

おはようございます。けうです。   「日本哲学の最前線」を読んでいます。 4章伊藤亜紗さんの「身体のローカル・ルールとコミュニケーションの生成」の感想を話していきたいと思います。   前回、千葉雅也さんの非意味的断絶の重要性を説きました。 >>非意味的断絶とは   非意味的断絶を簡単に言えば、なんとなくやめたとか、嫌になったからやめたとか、意味をもたずにやめたことが変 […]

「日本哲学の最前線」から-千葉雅也さんの「生の実践」を読んでの感想

おはようございます。けうです。   「日本哲学の最前線」山口尚さんの本を読んでいます。 >>「日本哲学の最前線」 3章「偶然の波に乗る生の実践」千葉雅也さんの章を読んでの感想を語っていきます。 前回は1章と2章を扱いました。 >>「J哲学から不自由論」     まずまとめ。 千葉雅也さんは実践の哲学者です。 哲学を現実に実践するために、千葉さんは哲学者から小説家にもな […]

「J哲学」から不自由論を具体例にあてはめて考察。

おはようございます。けうです。   「日本哲学の最前線」山口尚さんの本をよんでいます。 >>「日本哲学の最前線」   山口さんが不自由論をテーマに6人の今主流の哲学者を述べています。 その6人をまとめて「J哲学」と呼んでいます。 「J哲学」を簡単に言えば、今の日本で活躍している日本の哲学者が発している哲学のことです。 昔ながらの日本だとか、日本の文化だとか、古風なイ […]

頭が強いこととは何か-会話力を武器にするために必要なコト。

おはようございます。けうです。   「頭の回転が速い人の話し方」を読み終えました。 今回は、「頭が強い」こととはどんなことかを読み解いていこうと思います。   昨日取り扱ったのは、「頭が良い話し方」です。 まとめると、 ・頭の回転が速い ・頭の運転が上手い ・話し方が上手い この3つで成り立っていると岡田斗司夫さんは言います。 >>「頭の回転が速いひとの話し方」とは   […]

頭の回転が速い人の話し方とは-戦闘思考力を鍛える。

おはようございます。けうです。   岡田斗司夫さんの「頭の回転が速い人の話し方」という本を読みました。   なぜこの本を手にしたかというと、私は人と話すのが苦手なんです。 現にこのヒマラヤでも、原稿を書いてからしか話すことができません。 なので、少しでも話せるようになりたいと思って手に取ってみました。 哲学でも対話が大事だと言われているので、哲学にも関係することです。 &nbs […]

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