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哲学

ジョン・ロックの思想を紹介!抵抗権と経験論

社会契約説は日本の教育では、ホッブズ⇨ロック⇨ルソーの流れが有名です。 >>ホッブズ「リヴァイアサン」による社会契約説 なので、ホッブズの次にロックを見ていきましょう。 ジョン・ロック(1632-1704)はイギリス経験論の代表的な哲学者であり政治家です。 ロックが説く社会契約説で有名なのが抵抗権です。 抵抗権と、抵抗権を唱えたロックの基本思想を見ていきましょう。 ジョン・ロックの抵抗権 ジョン・ […]

ホッブズのリヴァイアサンをわかりやすく紹介-社会契約説の発生

トマス・ホッブズ(1588~1679)は近代的な社会契約説をはじめに説いた人だと日本の教育では教えられています。 日本では、ホッブズ⇨ロック⇨ルソーの理論を、「近代的な個人を基礎にする国家」が成立するまでの社会契約論としてよく説明されるからです。 様々な説がありますが、ここは日本の教育に従って、ホッブズの著書「リヴァイアサン」の思想を詳しく見ていきましょう。   ホッブズは言いました。 […]

アリストテレスの形而上学(けいじじょうがく)とは何か。

形而上学(けいじじょうがく)は自然学よりも先立つ学問であると、アリストテレスは位置づけました。(哲学用語図鑑) アリストテレス(紀元前384-322)はプラトンの主宰するアカデメイア(今の大学)に入学。 そこで、約20年学びます。 プラトンとの年の差は、40歳以上ありました。 しかし、 アリストテレス「私はアカデメイアを去る!」プラトン「ひどい!まるで仔馬が生みの母親を蹴飛ばして行ってしまうようだ […]

科学とは-哲学から科学哲学を具体例から考える。

哲学から科学とは何かを考えていきます。 科学を哲学的に考察する分野を、科学哲学といいます。 私たちは日ごろから科学という言葉に慣れ親しんでいます。 けれど、これは科学なの? と疑問に思うことは多々あります。 具体例を通して科学とは何かを考えていきましょう。 (続 哲学用語図鑑 参照) 科学とはー哲学からの視点 科学とは、広い意味ではほぼすべての学問のことを指します。 例えば、自然科学や人文科学、社 […]

キルケゴールの主体的真理とは-わかりやすく具体的に紹介

主体からみる本当のことを、キルケゴールは「主体的真理」と呼びました。 セーレン・キルケゴール(1813-1855)はデンマークの哲学者で実存哲学の祖とされます。 キルケゴールの「主体的真理」が、21世紀の精神哲学で見直される理由を、例とともに紹介していきます。>>サルトルの実存主義はこちら 主体的真理とは キルケゴールが唱えた主体的真理を客観的真理との対比から見ていきます。 主体的真理とは、私にと […]

クーンのパラダイムシフトからみる天才と変人は紙一重の理由

よく天才は理解されないと言われ、変人に見られたりします。 その理由を、一般の人の理解を超えるからだと以前書きました。>>天才と変人は紙一重の理由「残酷すぎる成功法則から」から それを今回はクーンのパラダイムシフトという用語から天才にせまります。 まずはパラダイムシフトを詳しく解説します。 パラダイムシフトとは まずパラダイムとは、一時代の支配的な物の見方や時代に共通の思考の枠組みのことです。 この […]

ベンヤミンのアウラ(オーラ)とは-本物って何だろう。

ベンヤミンのアウラ(オーラ)とは、本物の作品に備わっている目に見えない力のことをいいます。 近年になり、複製技術は進歩してきました。 私たちは何でも写真や映像で、本物を間接的に見ることができます。 ・本物に変わってレプリカが増えてくること。 ・複製芸術に慣れるということ。 ベンヤミンのアウラ(オーラ)を元に、このことが私たちに何をもたらすのかを考察していきます。 ベンヤミンのアウラとは 一般的にオ […]

フィルター理論とは-ブロードベントの心理学実験を紹介

私たちは同時並行にいろいろなことができると感じます。 いわゆるマルチタスクです。 しかし、認知心理学の研究でシングルタスクしかできないのではないか、という理論があります。 それがフィルター理論です。 フィルター理論とは、耳や目など5官から入った情報は脳内にあるフィルターを通過したものだけが認知されるという説です。(心理学用語大全2020 参照) この理論では、人間は同時に複数のことは処理できないと […]

ロフタスの虚偽記憶とは-実験から記憶を考察

自分の記憶はどこまで正しいのか。 私たちは会話をするときに記憶をたぐります。 あまり疑うことのない記憶ですが、その記憶が間違っている可能性があります。 間違っていた場合、それは虚偽記憶です。 ロフタスの実験を参照に虚偽記憶とは何かを解説していきます。 自分を知るためにも、記憶と向き合ってみましょう。 虚偽記憶とは 虚偽記憶とは、実際には起こっていない出来事が、事実として記憶されてしまうことです。( […]

サルトルの実存主義とはー主体性を重視する立場にたつ

サルトルの実存主義とは、人間の主体性を重視する思想です。 サルトル(1905-1980)はフランスの哲学者です。 ここ最近では、心理学が人気です。 心理学では、無意識が人を動かすと考えました。 その無意識の研究が進むにつれて廃れていったのが実存主義です。 人は自分で決めているわけではなく、自分ではないものによって決められていると考えられるようになったからです。>>構造主義>>ラカンの鏡像段階 けれ […]

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