けうブログ

哲学を身近に

オーウェルの名言と風刺を紹介|動物農場やエッセイなど

ジョージ・オーウェル(1903-1950)はイギリスの作家です。 代表作は「動物農場」、「1984年」など。 オーウェルの死後から30年、それらの本は脚光をあびて20世紀のイギリスで数々の受賞をしました。 なんで時代を超えて有名になったのかな 彼の作品には風刺、批評、皮肉があふれています。 今なお私たちを魅了するオーウェルの名言と風刺を紹介していきます。 オーウェルの名言を評論集から なぜオーウェ […]

「世界は存在しない」とはどういうことなのか|世界と宇宙の違い

「なぜ世界は存在しないのか」(マルクス・ガブリエル著 2018)を参考に、「世界は存在しない」とはどういうことかを解説していきます。 端的に言おうとしていることを述べます。 モノの見方には対象領域がある。 対象領域⇒特定の種類の諸対象を包摂する領域のこと。 私の領域とあなたの領域と、蜘蛛の領域と、Aさんの領域のすべては包括することができない。 哲学でいう世界とはすべての領域の領域。 よってそのすべ […]

「戦争プロパガンダ10の法則」を心理学から説明

「戦争プロパガンダ10の法則」(2002 アンヌ・モレリ 永田千奈訳)を紹介します。 戦争当時国がメディアと手を組んで、人々を戦争賛成に誘導する10の法則を説明している本です。 本が刊行されたのは2002年。 あなたはこう思うかもしれません。 これ書かれた20年以上前だよ! そんなことは科学が解消している 古い問題だとあなたは思うかもしれません。 しかし、人が操られる法則そのものは単純なことが多い […]

「民主主義とは何か」本のレビュー|なぜ今、民主主義なのか

「民主主義とは何か」を読みました。 この本は2021年の新書対象2位! 東大で読まれた本1位! 民主主義を知るための政治思想史の教科書として最適です。 まずは民主主義について、問題を3つ出しますので説いてみてください。 民主主義という「当たり前」を考えるには、それを疑問に思わせる問いが必要になる… ブログの構成 民主主義とはなにか なぜ今、民主主義なのか。 民主主義とは何か この本は民主主義につい […]

「大衆の反逆」の問題提起とは|モラルを捉え直す

オルテガの「大衆の反逆」は予言書であろうとしたと言われています。 20世紀的人間と社会・国家の特徴を分析することで、今世紀における人間の生・社会の生がはらむ危険を指摘しているからです。 「大衆の反逆」のあとがきでは、オルテガが警告をならす現象が今の日本に当てはまるのではないか、と述べられています。 私たちは気が付かず何かの危機の中にいる!? 本が指摘する最大の危機をはじめに述べておきます。 大衆人 […]

世人(ダス・マン)とは何か|ハイデガーの思想を紹介

世人(ダス・マン)とは哲学者マルティン・ハイデガー(1889-1976)が唱えた概念です。 世人(ダス・マン)⇒日常に埋没するような生き方 想像してみてください。 あなたはニュースを見ました。 可哀そう すると、一緒にニュースをみていた人々も言い出します。 「僕もそう思う!」 「私もそう思う!」 他の人の意見も同じです。 このように、みんなと同じ意見を言い、同じ行動をする「誰でもない人」。 同じ意 […]

無知のベールとは|ロールズの思考実験をわかりやすく紹介

無知のベールとは、思考実験です。 誰かが犠牲になっている社会の現状から、平等を話し合います。 どのような話し合いなのかを見ていきましょう。 ポイントは功利主義の弱点を克服するために出てきた思想 無知のベールとは 無知のベールとは、ジョン・ロールズ(1921~2002)によって唱えられた思考実験です。 (これからの「正義」の話をしよう マイケル・サンデル 参照) まず自分が誰かわからなくなる「無知の […]

カントの道徳法則とは|道徳を具体的に考える

カントの道徳法則から、道徳を具体的に考えていきます。 カントの道徳法則⇒「良心の声」で「汝、~すべし」と私たちの理性に訴えかけるものに従うこと (哲学用語図鑑 参照) 哲学者マルクス・ガブリエルは「21世紀は倫理資本主義を創造すべきだ」と言います。 倫理資本主義⇒地球規模に関して良いことになる商品に価値をもたせることで利益が得られる社会。 21世紀の哲学に、倫理はかかせません。 あれ、道徳の話をし […]

わかりあえない他者と生きる|対話を学ぶには

「わかりあえない他者と生きる」(2022/マルクス・ガブリエル著)を読みました。 本のまとめとして、特に印象に残った部分はこちら。 わかりあえない他者と生きる 本のまとめ 他者性とは、人間の根本的な形相。 人間全体に共通する形相は「違うこと」。 他者からの訂正で心を持つ 「他者から孤立すると頭がおかしくなるのはそのため」 自由とは正しい束縛を選択する能力 「正しい束縛」を社会の中でいかに形成するの […]

再帰性とは|ギデンズから「変わるとは何か」を考察

自分は変えられるけど、他人は変えられない。 こんな言葉を聞いたことがないでしょうか? ベストセラー「Think clearly」(ロルフ・ドベリ著)でも使われていた言葉です。 では、なぜ私たちはそれに納得するのでしょうか? 社会学者ギデンズの再帰性から、自分が変わる理由を紹介します。 そこから、自分が変わるのに、他人は変わらないと思うのはなぜかを考察します。 再帰性⇒自分の過去の振る舞いを反省的に […]

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