AUTHOR

けう

ソクラテスが本を書かなかった理由

ソクラテスは本を書きませんでした。 今残っているソクラテスに関する逸話の多くはプラトンによって書かれています。 ソクラテスはなぜ本を書かなかったのでしょうか。 一番の理由は、ソクラテスは書き残すことに価値を見出さなかった、ということ。 この記事を読んでいる本好きなみなさんなら、理解し難いことだと思います。 私もです。 でも、なぜなのでしょうか。 文献などから、本を書かなかった理由を3つ挙げて、ソク […]

「プーチン戦争の論理」を物語で考える

フェイクニュースにある大きな懸念は、誤ったニュースを信じてしまうことではなく、本当のニュースを信じなくなってしまうことだ。 (とてつもない嘘の世界史p267) いきなり他の本の抜き出しを載せましたが、今回紹介しているのは「プーチン戦争の論理」です。 このブログ記事はこんな構想になっています。 私が戦争に目を向けた理由 「プーチン戦争の論理」から得た情報 戦争について気をつけたいと思ったこと 「プー […]

自己愛とは|あなたは他人が愛せないと困っていませんか?「ノーカリキュレーション」を元に考察

ノーカリキュレーション⇨計算なしの行動 聞いたことがないって? そう、私の造語です。 いえ、サイトを離れないでください! 造語を作った理由はこちらなのですが、>>「ノーカリキュレーション」という造語を作った理由 私はこの言葉を使って、長年の自分の悩みに答えたいと思っていたから作ったのです。 悩みは「私は他人を愛することができず、自分しか愛せないのではないか?」です。 実はこの悩みは、社会契約説など […]

「ノーカリキュレーション」という言葉を導入する理由|あなたがとっさに動くとき

哲学者は言葉をよく作る。 だって、ある物事を考えていった結果、それを表す言葉がでてこないから。 一言で書きたいのに、本一冊分の量になってしまう。 ある哲学者が自分なりの言葉を作り出すから、その言葉を理解するのが難しい! それが哲学を捉えにくくすることでもあるんだけど、だからこそ、哲学は自由であったりする。 今回導入したい言葉は「ノーカリキュレーション」。 カリキュレーションは計算という意味。 その […]

哲学的に「世界情勢」に目を向けてみる

哲学をニュースで流れるような世界情勢に活用できないだろうか? 「哲学って世間離れしてる」 「哲学って役に立たない」 こんな声が聞こえてくる。 「哲学って難解な言葉ばっかりで難しくって、今の世界情勢に役立てない。」 哲学っていうと批判もきそうだから、じゃあ「哲学的に」考えてみよう。 哲学的に考えるポイント 「本当」はあるのか あるとして「本当」を実感してみよう 「知」を愛してみる 「常識」を疑ってみ […]

ショーペンハウアー「女について」を好奇心の分類から考える。

哲学者ショーペンハウアーはその著書「女について」から、女性の敵だと言われています。 古典的女性観を賛美し、ショーペンハウアーの母親のような女性を批判しています。  ショーペンハウアーの女性観 古典的女性観⇨賛美 社交界で派手に振る舞う自立した女性⇨批判 ただ、近年では表現を変えて「女性脳」や「男性脳」といった特徴を書く本が売れています。 これは、女だから女性脳、男だから男性脳と言っているのではなく […]

ソクラテスの対話とは「対話を消滅させる対話の目的」

ソクラテスといえば、以前ブログで「無知の知」について扱いました。 問答法によって「無知の知」の自覚を促したソクラテスは、実は対話を信じていなかったと言われています。 実際には、ソクラテス的な対話など存在しない。ソクラテスは対話を消滅させるために対話を借用する。対話それ自体が消え去ることを望んでいるのだ。ソクラテスは対話が自分にとってどうでもいいものであることを分かっている。ソクラテスは対話を信じて […]

ギンギツネの家畜化から家畜化症候群を捉えていく。

おはようございます。けうです。   家畜化とは何か。 これについて今日は話していきたいと思います。 参照にしたのは「善と悪のパラドックス」リチャード・ランガム著です。 自己家畜化についてはこちら。 >>自己家畜化の歴史 筆者は「家畜化」ということばを、「生涯のあいだに飼い慣らされる」ではなく、「遺伝的適応の結果として従順になる」という意味で使用しています。 私はこの本の紹介を受けたときに […]

自己家畜化とは何か。

おはようございます。けうです。   「善と悪のパラドックス」リチャード・ランガム著を読んでいます。 今回は人間の家畜化について話したいと思います。 家畜化とは何か 人間の家畜化とは反応的攻撃性を抑えることを言います。 この反応的攻撃性とは、人間の攻撃性の特徴を2つに分けたときにでてくる概念です。 ①反応的攻撃性 これはカッとなってやってしまう攻撃。 一般に意図せずやってしまったとか、感情 […]

Kindle本初出版「考えるを考える」

こんにちは。けうです。 kindleで本を出版しました。 >>「考えるを考える」はこちらから。   みなさんからレビューをいただきました。 アマゾンには載っているんですが、 Twitterからも多くいただいので紹介します。 Mさん 哲学とか賢い人が難しい事言ってるんでしょ!? てな偏見をぶち壊してくれます。 あ〜時代とともに人々の考えてのは変わるんだなぁと… そして今、自分の考えは自分で […]

>けうブログ

けうブログ

哲学を身近に