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おすすめ本の紹介

言葉の理解の二面性とは-「言葉の魂の哲学」から

言葉の理解の二面性とは何でしょうか。 まず例題から出します。 言葉の理解の二面性とは ・「水」と「お湯」がある。 ・「ホットウォーター」と「ウォーター」がある。   この言葉の言い換えに関して、お湯をホットウォーターということには違いがあることを最初に提示します。   「ある詩の言葉が、対応する決まりに従って別の言葉に置き換えられたとしても、その詩は本質的には変わらないなどとは […]

13歳からのアート思考の要約‐6つの視点とは

21世紀の哲学でよく問題にされていること。 それは視点です。 今をときめくマルクス・ガブリエルの哲学ではよく視点が語られます。 視点を具体的に見ていく方法が「13歳からのアート思考」(末永幸歩 2020)に書いてありました。 わかりやすく、すぐに実践できるアート思考です。 これを知ると20世紀に生まれたアート作品に様々な視点を持てます。 それでは、本を紹介していきます。 アート思考が求められる理由 […]

赤坂真理「愛と性と存在のはなし」の感想‐愛と性の違いを考える

「愛と性と存在のはなし」(赤坂真理 著 2020/11)を読みました。 生きる価値がある、と願わずにいられないところが、その人自身にとってはコンプレックスだったりする。わたしもそうだ。 「愛と性と存在のはなし」p4 この一言に出会えてよかった。 そう思える本です。 私たちは、異性を好きなのがマジョリティといわれてます。 それに疑いを持ったことはないのか、という問いから本が始まります。 異性が好きだ […]

でたらめと嘘の違いとは-「とてつもない嘘の世界史」を紹介

「とてつもない嘘の世界史」を読みました。 その中の区別が面白かったところを紹介します。 でたらめと嘘の違いです。 でたらめ⇨真実に無関心 嘘  ⇨真実を知っている では、本から紹介していきます。 でたらめと嘘の違いとは? でたらめと嘘の違いを「とてつもない嘘の世界史」から見ていきます。 本では真実を知っていないとつけないのが嘘で、なんでも言えるのがでたらめだと述べられていました。 嘘  ⇨真実を知 […]

記憶とは何か-ストア派哲学と心理学から考察

記憶とは何か。 「記憶力の正体」(高橋雅延 2014)を参考に、ストア派哲学が考えていた記憶と、心理学が捉える記憶を見ていきます。 情報量が多いこの社会。 記憶力が良くなればいいなと思ったことはありませんか? これを読むと記憶力がなくてもいいかな、と思えるようになります。 記憶を忘れてから思い出すことによる、利点がありました。 では、ストア派哲学から記憶を見ていきます。 記憶とはーストア派哲学が考 […]

「勉強の哲学」の要約からSNSで知的に見える人を考察。

「勉強の哲学 来るべきバカのために」(千葉雅也 著 増補版2020)を読みました。 深く勉強しないというのは、周りに合わせて動く生き方です。状況にうまく「乗れる」、つまり、ノリのいい生き方です。 逆に、「深く」勉強することは、流れのなかで立ち止まることであり、それは言ってみれば、「ノリが悪くなる」ことなのです。「勉強の哲学」から抜粋 ここから、「深く勉強をしている人=知的な人」として、SNSで知的 […]

ベストセラー『哲学用語図鑑』を絶対におすすめな2つの理由

哲学を学ぶためにはどうしたらいいのか。その回答の一つは、用語を覚えることです。 私は哲学用語図鑑をこのブログの根幹こんかんにおいています。 その理由を説明し、哲学用語図鑑を使って自分で学ぶ利用法にもふれていきます。 哲学の原書が根幹ではないんだね 哲学用語図鑑をブログの根幹にする理由 なぜ哲学の原書ではなく、哲学用語図鑑なのかを説明していきます。 ①哲学書は哲学用語の知識なしには読めない ②哲学用 […]

天才と変人は紙一重と言われる理由「残酷すぎる成功法則」から

天才とは、生まれつき具わった優れた才能をもつ人物を指します。 かえって、変人とは言動や性格が普通の人とは変わったところのある人物を指します。 なぜ天才と変人は紙一重と言われているのでしょうか。 その理由を「残酷すぎる成功法則」(エリック・バーカー著2017)から推測していきます。 僕は天才! その天才の意味をつかんでいくよ! 天才と変人を実感するストーリー 「残酷すぎる成功法則」から、天才に関する […]

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