サルトルの実存主義とはー主体性を重視する立場にたつ
サルトルの実存主義とは、人間の主体性を重視する思想です。 サルトル(1905-1980)はフランスの哲学者です。 ここ最近では、心理学が人気です。 心理学では、無意識が人を動かすと考えました。 その無意識の研究が進むにつれて廃れていったのが実存主義です。 人は自分で決めているわけではなく、自分ではないものによって決められていると考えられるようになったからです。>>構造主義>>ラカンの鏡像段階 けれ […]
サルトルの実存主義とは、人間の主体性を重視する思想です。 サルトル(1905-1980)はフランスの哲学者です。 ここ最近では、心理学が人気です。 心理学では、無意識が人を動かすと考えました。 その無意識の研究が進むにつれて廃れていったのが実存主義です。 人は自分で決めているわけではなく、自分ではないものによって決められていると考えられるようになったからです。>>構造主義>>ラカンの鏡像段階 けれ […]
鏡像段階とは、鏡や母親といった外部の世界から、自分の身体のイメージをはじめて獲得することです。 人の生後6ヵ月ほどで起こる段階です。 想像して下さい。 あなたはどうやって自分を認識したのでしょうか? 鏡像段階では、自分がまだいないのに「これは自分だ!」と自分以外の誰かが思ったことになるのです。 誰が自分を自分だと思ったのでしょうか。 そんな哲学の元となった鏡像段階。 では、鏡像段階を具体的に見てい […]
構造主義とは、人間の言動はその人間が属する社会や文化の構造によって決められていると考える思想です。(哲学用語図鑑 参照) 文化人類学者のレヴィ=ストロース(1908~2009)が構造主義の発案者だと言われています。 「人間に主体性や本質がある」という考え方を疑います。 科学を重視する現代に主流な考え方でもあります。 私たちの思考は気がつかないうちに構造主義になっているのです。 では、詳しく見ていき […]